2014年03月25日
お世話になっております(^O^)/
AITAの中原でございます。
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セイコー手巻きコーナーにて
○1950年代 セイコー インジケーター 自動巻初号機 21石
セイコーの記念すべき国産初の自動巻き時計「インジケーター」です。12時位置にある巻印(パワーリザーブ・インジケーター)が最大の特徴で、36時間リザーブを表示します。セイコーが1955年に日本で始めて作った自動巻きで、手巻き時計が主流だった時代に自動で巻き上がっているかどうかを証明するためにインジケーターが付加されたようです。また手巻き時計のようにゼンマイを巻き止まりまで巻き上げてから使用せずに、巻き上げが不足した状態から実際に身に付けても十分に巻き上がらず止まってしまうことも想定した上で、巻き上げ不足を示す役割も果たしていたようです。セイコーの企業努力が窺い知れます。現在では当たり前に製造され使用されている自動巻き時計ですが、国産時計の自動巻きの歴史はこの時計からはじまりました。ふっくらとしたダイアルやドルフィンハンドがアンティーク時計らしい印象を与えてくれます。当時は大卒初任給よりも高く、多くの人々の憧れの高級時計でした。こちらは21石のSSケース、ダイアルは白文字盤で比較的希少なデザインのモデルとなります。国産時計の歴史に刻まれる至高の逸品ですのでコレクションにお奨めです。