2017年07月14日
国産クロノグラフ腕時計は東京オリンピック開催の年
(昭和39年)にセイコーから手巻き腕時計の「クラウン」
をベースとして 改良を加えたワンプッシュクロノと
呼ばれる積算計の無いモデルが発売されたのが最初です。
それから遅れること3年、シチズンからは「ホーマーデート」
にストップウオッチ機能を追加してこの「レコードマスター」
が 発売されました。セイコーのワンプッシュクロノと
同様に積算計はありませんが、計測中でも復針ボタンを押せば
秒針をゼロに戻す(帰零する)ことができ、復針ボタンを放せば
新たに計測を開始できるフライバック機能がついているのが特徴で、
これにより繰り返し何度でも計測が可能になりました。
事実上60秒までの計測しかできませんが、シンプルさが素敵ですね !
国産クロノグラフの自動巻き化、多機能化が急速に進む
競争環境にあったため、レコードマスターの
販売数は少なかったようです。