2017年02月12日
お世話になります、
ナカハラです<^^>
タカノ.リコー.他 コーナーにて
http://aita.ocnk.net/product-list/24
○デッドストック級 リコー ワールドタイム
この「リコーワールドタイム」についての
詳細はよくわかりませんが、わかる範囲で説明しますと、
登場したのが1969年(昭和44年)または1970年
頃からの製品展開だと思われます。ここで紹介している製品は
おそらく1972年以降に生産され、1975年
頃の後期型の製品だろうと推測します。あまりにも強烈な
意匠のこの「リコーワールドタイム」。いかにも当時の年代らしい
カラーデザインに、大き目のケースが純粋に恰好いい
容姿だと思ってしまいます。さて、リコー製品の腕時計に
関しては資料等が乏しい為、生産販売時期の
断定が難しいのが実情です。
それからベゼル表記についてですが、
各国産メーカーのワールドタイムウォッチの
世界都市の表記と、このリコーの都市表記が
やや違うように感じます。細かいのか多く表記
されているのかはわかりませんが、
この製品のひとつの特徴でもあります。
もしかしたら、国内向けではなく海外向けに
生産した製品の可能性もあります。
リコーは南米等にも輸出していたそうですが、
気になるのは特にベゼルのイエローカラーで
表記された都市の理由がわかりません。
色の付いた都市はイランのテヘラン、インドのムンバイ、
スリランカのコロンボ、ミャンマー(当時はビルマ)
のヤンゴン、シンガポールといった都市です。
モデルによってはオーストラリアのダーウィンも
色付けされたベゼルも存在しています。
実はこの配色された都市に向けた輸出用製品
だったのかなとも私は推測します。
これも謎ですがそれなりに理由があると思います。
アジア圏の都市が結構細かく表記されている
ところも気になるポイントです。
とりあえず国産機械式ワールドタイムとしては
一番多い都市表記となっています。